Category archive: 薬物政策

合法的な大麻販売開始から5ヶ月が経過したコロラド州の今

5年前の今頃、私はニューメキシコ州のタオスにあるヒンズー寺院で庭仕事のボランティアをしていた。労働力と交換に、食事と寝る場所を与えられる。そのため、一文無しの旅人がふらりと立ち寄ることがある。ヒッチハイクをしてやってきた若い男の子、ケビンもその一人。ニューメキシコの隣、コロラドのデンバーで起きたことをケビンは嬉しそうに話していた。
「道に座って物乞いをしていたら、100ドルをポンとくれた人がいたんだ。デンバーはお金持ちが多いからね。」
「デンバー=お金持ち」という印象が私のなかに深く刻まれた。

実際、デンバーはなかなかいいところだ。まず天気がいい。夏の日射しは半端ないが、湿気が少ないので過ごしやすい。スキーや釣りなどのアウトドア活動を楽しむ人が多く、健康意識の高い人も多い。同じくらいの人口をかかえる他の町と比べ、犯罪も少ないそうだ。裕福な人が多く、治安が良い。そして町が大きすぎないことも大麻の合法化がうまくいっている一因なのではないだろうか。

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ウルグアイはいかにして大麻合法化を成し遂げたのか

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画像はRegulacion Responsibleから

12月10日、ウルグアイ上院議会は大麻の所持、使用、栽培、販売を合法化する法案を可決し、国家としては世界ではじめての大麻合法国となることが決まった。犯罪組織の資金源を奪い、軍隊や警察の麻薬対策費用を削減、大麻ユーザーを密売者から遠ざけることが目的だ。

合法大麻マーケットは栽培から小売りまでのすべての流通過程を政府が管理する。18歳以上のウルグアイ市民は毎月40グラムまでの大麻を薬局などで購入でき、自宅で6株までの大麻草を栽培できる。グロアーズクラブと呼ばれる協同組合では99株までの栽培を許可される。合法大麻マーケットは来年4月ごろから始動する見込みで、政府は1グラムの大麻を1ドルで販売する予定だ。

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嗜好用大麻の税率は高すぎる? 活動家が大麻を無料配布して抗議

コロラド州とワシントン州の嗜好用大麻の合法化が決定してから、もうすぐ1年が経とうとしている。来年1月の一般向け大麻ショップオープンを目前に控えたコロラド州は、来る11月5日の住民投票において、嗜好用大麻への課税率を有権者に問う。

プロポジションAAと名付けられたこの法案が可決されれば、大麻の流通・販売過程において2種類の税が課される。栽培者が大麻を小売店や加工業者へ卸す際に発生するエクササイズタックスが15%、小売店が消費者に販売する際に発生する消費税が、現在の一般消費税2.5%に加え、10%(後に15%まで上がる可能性あり)。デンバー市では、さらに3.5%の消費税課税の承認が問われることになっている(こちらも将来的に15%まで上がる可能性あり)。

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さよなら大麻取締法 アメリカ2州で大麻合法化案可決

いやー、嬉しくてもう!涙がでた!鳥肌がたった!

11月6日夜、歴史が刻まれた。コロラド州とワシントン州の過半数の住民が大麻を合法化、州の管理下におき、課税販売する法案に賛成した。コロラド州では54.8% : 45.1%、ワシントン州では55.51% : 44.49%という結果。残念ながら、キャンペーンの資金集めがうまくいかなかったオレゴン州では否決された。法案の内容がリベラルすぎたのかもしれない。

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オレゴン、コロラド、ワシントンの大麻合法化キャンペーン

大麻合法化住民投票

11月の米国大統領選挙と同時に行われる州の住民投票で、オレゴン、コロラド、ワシントンの三つの州が大麻の合法化を問うことが決まっている。

オレゴン州のOregon Cannabis Tax Act (OCTA)法案は、21歳以上の成人に大麻の所持と栽培を許可する。量の制限については所持・栽培ともに指定されていない。個人による営利栽培、管理団体への卸も可能。

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薬物の合法化を望む中南米諸国

中南米から興味深い動きが出てきた。

先週末、コロンビアで開かれた米州首脳会議(アメリカ・サミット)において、ホストのコロンビア大統領ホアン・マニュエル・サントスは、機能していない麻薬との戦争は終わりにして、専門家に世界の薬物問題をしっかりと分析してもらった上で別の作戦を検討したいと、33の参加国リーダーに提案した。別の作戦とは、大麻やコカインの合法化を念頭においている。

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大麻合法化案の失敗から学んだ10の教訓

「オバマ民主大敗」

先週11月2日の米中間選挙結果を、旅の途中だった私に最初に伝えたのは、みぞれの降る真狩村の食堂に置かれた14インチテレビだった。陽気なおばちゃんが作ったカレーライスを食べていたときのこと。この日は夕方に洞爺湖畔の宿へ移動。翌朝、駅で手に取った朝日新聞で、カリフォルニア州の住民投票で問われた「提案19号」大麻合法化案の否決を知った。

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