2013年のドラッグニュース:大麻合法化のティッピングポイント


hempflag

実にたくさんの大麻関係の法改正がなされた年だった。

まず、ウルグアイが国家としてはじめて大麻を合法化し、政府による専売制度を築くことが決定。米国メイン州のポートランド市でも住民投票により2.5オンス(約70g)までの大麻の所持、使用が合法化された。

医療大麻もイリノイ州とニューハンプシャー州で合法化され、医療大麻を認める州は20州に。さらにルーマニアも医療大麻を許可。バーモント州、エクアドル、スイスが非犯罪化した。

米国ではこれまで輸入に頼っていた商用産業ヘンプの栽培も再開され、7月4日の独立記念日には国会議事堂にヘンプ製の国旗が掲げられたりも。1776年にはじめて作られたアメリカ国旗もヘンプ製だったそうだ。

そして、ついに大麻合法化を支持するアメリカ人の数が過半数を超え、58%に。これは中部や南部の保守的な州も含んだ数字である。58%のアメリカ人が大麻取締法の廃止を望んでいる今、大麻はもはやカウンターカルチャーではなくメインストリームカルチャーへと花開こうとしている。

昨年、嗜好品としての大麻を合法化したコロラド州とワシントン州では、流通システムの準備が着々と進み、コロラド州セントラルシティのアニーズ大麻薬局が全米歴史上初の嗜好大麻ショップ営業許可証を取得。エリック・ホルダー司法長官が2州の大麻合法化の施行を許可すると発言したことにより、心配されていた連邦政府の介入もなく、コロラド州では来年元旦より21歳以上なら誰でも購入できる合法大麻ショップがオープンする。おめでたい! (ワシントン州の大麻ショップオープンは来年春ごろになる見込み。)

また、2州では初のUSカンナビスカップが開催され、8月のシアトルヘンプフェストでは、シアトル警察が参加者に大麻愛好家に人気のマンチースナック、ドリトスを配るというクールな出来事もあった。

CBDの医療効果

神経外科医であり、CNNの記者としても多大な影響力をもつ、サンジェイ・グプタ医師による大麻のドキュメンタリー番組”Weed”の放送。ドラベ症候群(てんかん発作が頻発する難病)のシャーロットちゃんが、ハイにならないCBD率の高い大麻から抽出したオイルを摂取し劇的に回復する様子が紹介され、大反響をよんだ。大麻による治療を求めて、他州からコロラド州に移住する医療難民も急増。

シルクロード

インターネットのドラッグ闇市場”Silk Road”の運営者と思われる男性が逮捕され、サイトはFBIにより閉鎖した(後にシルクロード2が登場)。Torという匿名ブラウザを使ってアクセスするダークネットのサイトで、1万点ほどの商品が売買されていたそうだ。そのうち7割はドラッグで、ヘロインやMDMAをはじめ、処方箋薬、リサーチケミカルなどが340種類ほどあり、さらに幼児ポルノや盗難クレジットカードなども陳列されていた。年間推定1500万ドルの売り上げがあり、ビットコインによって取引されていた。

訃報

マイロン・ストラロフ(1月7日)
92歳。50年代にLSD初体験し、研究財団を設立。シリコンバレーの技術者350人以上に対しLSD実験を行った。

画像はCannabis Cultureより。

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