ハイ・タイムズのビジネスプラン ティッピングポイント後の大麻


大麻合法化を支持するアメリカ人の数が過半数を超え、ティッピンポイントとなった2013年から2年。大麻産業は10年以内に350億ドル規模に成長すると予想されている。それにともない、大麻を取り巻くカルチャーも、ラスタカラーや絞り染のシャツを着た長髪ストーナーのものから、病気の子供を持つ親、起業家や投資家、薬効を研究する科学者たちが真剣な関心を寄せる産業へと移り変わってきている。

『ハイ・タイムズ』は大麻愛好家の情報源として、合法化活動の声として、グロアーのガイドブックとして、1974年の創刊から40年以上もの間、支持されてきた雑誌。いち早く紙面のデジタル化やウェブでのビデオ配信にも取り組み、ハイ・タイムズ・ブランドの信頼を築いてきた。過去2年でハイ・タイムズの収益は2倍に。税引前利益は3倍、広告掲載は20%アップ。5000人程度だったカンナビスカップの参加者は5万人にも増え、今月中旬にはワシントンD.C.にて第1回ハイタイムズ・ビジネスサミットも開催された。

そんなハイ・タイムズのCEOに新しく就任したデイビッド・コールは、YouTubeで音楽ビデオ配信をするVEVOの始動に関わったデジタルメディア界のベテラン。NBCユニバーサルやマイクロソフトのアドバイザーとしての経歴を持つ人物である。コール氏は今後、ハイ・タイムズのウェブサイトを大幅に改良し、イベント運営やライセンス契約の拡大を図る方針だ。愛好家のための趣味の雑誌から、収益性の高いメインストリームの業界誌へと進化しようとしているハイ・タイムズ。大麻産業は正真正銘の産業になろうとしているようだ。

How High Times CEO plans to take marijuana media mainstream (Market Watch)

ちょっと余談だが、日本で何年か前に、億万長者投資家に自分の事業計画をプレゼンし、投資してもらう『マネーの虎』という番組があった。昨年からアメリカでは『マネーの虎』の大麻版『ザ・マリファナ・ショー』がオンラインメディアで放送されている。番組ではこれまで合計1300万ドルが大麻起業家(ガンジャプレナー)に投資された。

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