Tag archive: LSD

LSDのサムプリントとは

Shroomeryという掲示板の10年以上前の投稿なんですが、伝説となっている名スレッドがある。グレイフル・デッドのツアーを追いかけて全米を旅しながらLSDを売っていたchinacat72さんの「サムプリント(thumbprint)」スレッド。80-90年代の話と思われる。

みなさんが手にしたことがあるLSDはおそらく紙片か液体だと思うが、ご存知のとおり、工場出荷時のLSDはクリスタル結晶。そのクリスタルをグラム単位で購入し、希釈して水彩画用紙に吸い込ませ、ブロッター紙片をつくるという「神聖な仕事」に携わってきた人なんだが、その過程でサムプリントをするという「ファミリー」の伝統があったそう。

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オウム信者によるLSDイニシエーション体験談

だいぶ前なのだが、アレフ(オウム真理教)の会員に配られる月刊誌を贈ってくれた読者があった。そこに掲載されている、出家信者パッシカ師(以下PS師)へのインタビューにとても興味をひかれた。以下に抜粋する部分は、LSDを使ったイニシエーションの体験談なのだそうだ。文中にLSDという語は出てこないものの、地獄のループ感や、絶望から歓喜へと引き上げられるときのビジュアル体験、意識によって感覚をコントロールする力を得るところや、人間界に戻ってくる過程の描写など、とてもサイケデリックで、よく理解できる。強烈な体験だ。PS師はこの体験の後、グルにクンダリニー・ヨーガの成就を与えられる。

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LSDがシリコンバレーに及ぼした影響

日本では世界最大の奇抜なお祭りだとか、砂漠でのサバイバルイベントとして紹介されることが多いバーニングマン。もちろんシラフでも十分に楽しめる異空間には違いないが、バーニングマンはやはりサイケデリックスの影響下で本領を発揮するイベントである。

テスラモーターズのCEOイーロン・マスク、グーグル会長エリック・シュミットも参加したことがあるらしい。バカ騒ぎを楽しむために行くのもよいが、一方で、斬新な発想を生み出し、知的な問題を解決するために参加する人もいる。砂漠から持ち帰ったアイデアを画期的な商品やサービスとして形にして世に出せば、若くして億万長者になることが可能な環境がシリコンバレーには整っている。

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なぜドラッグを使うのか。意識を変えることの意味 (1)

世紀末のインド、ゴア。毎週水曜日は、サイケデリックなバティックやアクセサリーが並ぶ、アンジュナビーチのフリーマーケットの日だ。ビーチ沿いのレストランは買い物帰りの旅行者を呼び込もうと、ダンスミュージックを流し始める。ビーチには牛がうろつき、捨てられた空のペットボトルをばりばり食べている。

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伝説のサイケデリック新聞 サンフランシスコ・オラクル

みなさまの暖かいご支援のおかげで、エンセオーグの家計簿がはじめて黒字転換したので(ほんとうに少しなんだけど)、新たなギフトを買った。1966〜1968年にサンフランシスコのヘイトアシュベリー地区で出版され、ヒッピーカルチャーに多大な影響を与えた、極彩色アンダーグラウンドペーパー『サンフランシスコ・オラクル』全12号をデジタル化して収録したCD-ROMと映画”Oracle Rising”DVDの2枚組。

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スチュアート・ブランドのホール・アースのヴィジョン

ホール・アース・カタログの「ホール・アース(地球全体」というアイデアは100マイクログラムのリゼルグ酸ジエチルアミドの力を借りて受け取った。1966年2月、トリップスフェスティバルの1ヶ月後のこと。僕はそのときサンフランシスコのノースビーチで屋根の上に座っていた。28歳だった。

屋根の上から見た建物は平行に並んではいない。なぜなら建物の下の大地がカーブしているから。みんな、地球は平でどこまでも続いているかのように思っているけど、その間違いが地球に対する不作法の原因なのだとバックミンスター・フラーは言っていた。このことを伝えなければならない。写真があればいいんじゃないか? 宇宙から見た丸い地球全体のカラー写真が。そうすればもう誰も今までと同じ目で地球を見れなくなるだろう。どうしたら宇宙へ向けられたNASAのカメラを反対向きにできるだろう?

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LSDとiPhoneは似ている

スティーブ・ジョブズが亡くなった。ビジネスの世界では、先見性と想像性に優れ、テクノロジーや社会のしくみを前進させる人のことをビジョナリーと呼ぶ。ジョブズはまさにビジョナリーと呼ぶのにふさわしい貢献をした。ジョブズとアップル社が成し遂げたことは、まだ実現していない未来のユートピアを私たちにちょっとだけ見せてくれたのだから。

私がはじめて買ったコンピューターは中古のPower Mac 8500だった。それ以来、ウィンドウズにしか対応していないサービスやソフトウェアの多さに不満を感じながらも、ずっとマックを使い続けてきたのはアップル社の製品が好きだから。そういう人はもちろん私だけではない。このまったく不条理な「好き」という感情はなんなのだろう。

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LSD製造の王様オーズリー・スタンレー

サンフランシスコ・ベイエリアにかまえたラボで125万ヒット以上のLSDを製造した、ヒッピームーブメントの影の立役者、オーガスタス・オーズリー・スタンレー三世、通称ベア (BEAR) が、3月13日、居住地のオーストラリアで自動車事故により他界した。76歳。

政治家の家系に生まれ、1959年以来、炭水化物を一切食べず、野菜も毒だからと言って食べず、肉と乳製品だけの食生活を続けていたというオーズリーは、一度口を開けばアシッドロックからアインシュタインにいたるまで何時間でも喋ってるような粋な男だった。

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バッドトリップ論 (5) スタニスラフ・グロフのサイケデリック救急救命室 (3)

サイケデリック・エマージェンシーへの緊急介入法

通常のサイケデリック・セラピーなら、あらかじめ用意した快適な場所で十分な準備の上で行われるわけだが、ここで紹介するのは、公共の場であるとか、知人に招かれたパーティーだとか、専門家による監督不在時に発生した突発的なサイケデリック・エマージェンシーへの対応方法。精神病院まかせにするのではなく、「難しい体験」と向き合い、精神的成長へとつなげるための簡単な手引きとなっている。グロフがLSD実験を進める過程で発見したこの手法は、のちに彼が編み出すスピリチュアル・エマージェンシー・ネットワークや、トランスパーソナル心理学の骨組みとなる。

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