Tag archive: トランスパーティー

自我への執着を手放す

サイケデリックトランスのパーティーは強靭な精神の持ち主でないとついていけない世界だと言われていた。

パーティーとは、心は全部覗かれ、頭は金属棒で引っ掻き回され、もうなにも隠し事はできませんと観念して、ひざまずいてすべてを差し出す。そしてやさしくつつみこまれる。そんな体験だった。たった一度笑顔をかわしただけで、心臓をわしづかみにされて、一生忘れられないような人との出会いも珍しくなかった。

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バッドトリップのケーススタディ(2) 〜後編

バッドトリップのケーススタディ(2) 前編から続いています

「常識とは、18歳までに身に付けた偏見の寄せ集めである」と言ったのは、アインシュタイン。ミカさんは、18歳までに集めた「常識」を丸ごとどこかへ忘れてきてしまったような状態。まっしろなんです。放っておくと裸で外を歩いちゃう。ミカさんはなぜそれがマズイのか理解できません。よく考えると、服を着るという常識は、生まれてから教えられて身に付けた社会的な行為なんですね。しかし、言葉はまあ理解できている様子で、夜中、何もない真っ暗な空間をじーと見ているミカさんに、「何を見ているの?」と訪ねると、「うん・・・・ちょっとね・・」と答える。この程度の会話ならなんとか成りたっていました。

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バッドトリップのケーススタディ(2) 〜前編

ミカさん(35歳・女性)のケース 「ルールがある」

*2回にわけてお届けします。刺激が強い、と思う方は読まないほうがいいかもしれない内容があります。

ミカさんとはたくさんの時間を過ごしたのに、私は彼女のことをほとんど知りません。

「靴なくしちゃって・・・。」
ミカさんに初めて会ったのはゴアのパーティー会場です。チャイ屋のゴザの上でした。ゴアパーティーのチャイ屋というのは、建物やイスなどがあるわけではなく、野外に敷かれたゴザの上が店舗となっています。チャイを飲むのはもちろん、社交したり、チラムを回したり、寝転がってチルアウトする場です。チャイ屋のおばさん達はパーティー情報を誰よりも早く知っていたり、荷物を預かってくれたりと、ゴアパーティーには欠かせない存在なのです。

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LSDバッドトリップのケーススタディ(1)

バッドトリップとどう向き合うか、を考えてみたいと思います。私は、バッドトリップは絶対にあってはならない事とは考えていません。”困難”なトリップは、必ずしもバッドではなく、恐怖としっかり対峙することでその先に見えてくるものがあります。とは言っても、サイケデリクスにレクリエーションしか求めていない場合、そんな修行みたいなことはしたくないでしょうね。もちろん、バッドトリップしないように準備を整えることは基本中の基本。ただ、自分は絶対に大丈夫という人でも、なるときはなってしまうものです。なってしまったときは、後にその体験をうまく消化、吸収することがとても大事だと思います。それがスムーズになされないとトラウマになってしまったり、立ち直るのに何年もかかってしまう場合もあります。ひとりで悩まないでほしいですね。

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