ドラッグ開発者アレクサンダー・シュルギンの近況


アレクサンダー・シュルギン

シュルギン夫妻のオフィシャルサイトに先日、奥さんのアンから、サーシャことアレクサンダー・シュルギン博士の健康状態についての報告があった。現在87歳の彼は、痴呆がはじまっており、24時間態勢の介護が必要な状態。2年ほど前に発作を起こし入院したことは、ツイッターでもお知らせした。また、足にできた腫瘍のために手術も受けている。

足のほうはよくなったのだが、残念ながら痴呆は治らない。得意の化学の知識とユーモアはしっかりしているそうで、人と一緒に過ごすことが好きな彼は、介護人の付き添いのもと、近所のスターバックスへ出かけ、同年代の友人たちと談笑しているそうだ。

一般的な認知症進行抑制剤をやめ、ホフマン博士が開発したエルゴロイド(商品名:Hydergine)に切り替えて以来、自分で食事ができるようになったりと、いくつかの症状の改善があったとのこと。晩年のホフマン博士と奥さんも同じ薬を飲んでいたそうだ。あまり知られていない薬で高価だが、効く。

これまで、世界中のたくさんの人たちのサポートによって、1日360ドルの介護費用をなんとか払ってきたものの、医療費の支払いは苦しく、ついに土地の一部を売りにだすことになったそうだ。経済は少し回復してきているので、おそらくうまく売れるでしょう、とアンは書いている。

ご存知ない方のために説明すると、アレクサンダー・シュルギン博士はMDMAを再発掘し、心理学者に紹介したことで知られる、元ダウケミカル社の化学者。200種類以上の精神に効くドラッグを開発し、奥さんアンと共に、自らの体を使って実験。後世のためにその効果を詳細に記録した。多数のドラッグを2C-Bなどの2Cファミリーをはじめとするフェネチルアミン系と、DOMなどのトリプタミン系に分類し、PiHKAL (ピーカル)とTiHKAL(ティーカル)という2冊の本にまとめ、合成方法もおしみなく公開している。冒頭に収録されているケミカルラブストーリーはとっても美しいお話。

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また、ザ・シュルギン・インデックスという、これまたすごいボリュームのある本を最近出版しているので、それを買ってあげたり、シュルギン夫妻のドキュメンタリー映画“Dirty Pictures”のDVDを買ってあげるのも喜ばれるでしょう。DVDは北米仕様のリージョン1です。

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