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エンセオーグ (Entheorg) は気づきと癒しのツールであるサイケデリックスの可能性をさぐり、上手なつきあい方を提案するサイトです
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Love S. Dove: エンセオジェン研究家。90年代後半にゴア/サイケデリックトランスに出会い、その後アジアや中南米を訪れる。もっと読む
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  • 2011年12月30日

    ベスト・オブ・エンセオーグ|人気記事ランキング2011

    2010年12月30日から2011年12月29日までの集計結果です。今年は小説を書き始めたり、隔離された環境で奴隷労働をしたりしていたため、あまり更新ができませんでしたが。昨年のランキングはこちら

    総アクセス数:69,583、ユニークビジター:48,492

    全記事対象ランキング 
    1位 放射能汚染土壌を浄化する産業用大麻
    2位 合法ハーブ「スパイス」シリーズは、合成カンナビノイドでできている
    3位 多幸系?合法ドラッグ「Doves(ダブス)」の成分
    4位 ゴンゾー:ハンター・S・トンプソンの生涯と仕事
    5位 合法ハーブの常用は危険です

    2011年に書いた記事のみ対象のランキング
    1位 射能汚染土壌を浄化する産業用大麻
    2位 合法ハーブの常用は危険です
    3位 ウルトラヘヴン
    4位 LSD製造の王様オーズリー・スタンレー
    5位 自我への執着を手放す

    検索キーワード

    1. ケタミン
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    7. バッドトリップ

    8. 大麻 放射能

    9. 合成カンナビノイド

    10. ハンタートンプソン

    なぜ今年はケタミンが多く検索されたのでしょうか?

    収入報告
    アマゾンのアフィリエイト ¥9,069
    よく売れていた本は、ウルトラヘヴン (1)〜(3)精神の星座 (内宇宙飛行士の迷走録)彼岸の時間―“意識”の人類学The Ayahuasca Visions of Pablo AmaringoLSDと仏陀とビートルズスペクテイター Vol.22介護入門など。ゲームやキッチン用品もいろいろ売れていました。

    問い合わせに返事がないので薬草ショップのアフィリエイトはやめました。

    今年もサポートありがとうございました。読んでくださる方々の声に支えられています。あなたの新しいスタートを祝福します。幸あれ。

    Posted by Love S. Dove | お知らせ | コメント (0)

    2011年のドラッグニュース:麻薬戦争の失敗とクラックダウン

    昨年はカリフォルニア州での大麻合法化住民投票があり、合法化運動が盛り上がったが、今年は一進一退といったところ。

    2011年はニクソン大統領がはじめた麻薬撲滅運動(War on Drugs)から40年目。米政府はこれまで大金を投じて薬物の取締を行ってきたものの、結果はいまいち。撲滅どころか薬物依存者も薬物関係の犯罪も増える一方だったということを、元大統領や国連のお偉いさん達をメンバーとするThe Global Commision on Drug Policy(薬物政策の国際委員会)が発表。麻薬戦争は失敗し、合法化など新たな戦略を考える必要があると述べた。(「麻薬との戦争は失敗」薬物政策国際委員会が発言

    それからまもなくして、米政府は対医療大麻戦争(フェデラル・クラックダウン)を開始した。合法的に運営されている医療大麻供給所へ突然の閉鎖命令を出したり、大麻農家を摘発したり。しかし、合法化を支持するロビー団体も黙ってはいない。権力の乱用だとして政府を訴えるという反撃にでた。就任当初は医療大麻に寛大な姿勢をとっていたオバマ大統領への失望が高まる結果となった。

    さらに、オランダでは大麻を購入できるコーヒーショップの利用を18歳以上のオランダ国民のみに制限することを決定。来年初めから地域ごとに施行し2013年までにアムステルダムを含めたオランダ全土で外国人を閉め出す予定とのこと。

    また、日本でもアメリカでも合法ハーブの健康被害問題が明るみに出ましたね。(合法ハーブの常用は危険です

    サイケデリクス関係では、ジョンズホプキンズ大学ローランド・グリフィス博士のシロシビン実験で、感受性が豊かになったり、他人にたいして寛大になったりと、被験者の性格が長期的にポジティブに変わったという研究結果が出た。(ザイーガ:恐るべしマジックマッシュルーム。数回の吸引で1年以上その効果が持続することが判明。開放的な性格に(米研究)
    (吸引はしていないと思うけど・・・まあいいか)

    末期がんで苦しむ娘にMDMAを与えた母の話も印象に残った。

    文化面では、ケン・キージーと仲間たちのサイケバス・ロードトリップのドキュメンタリーフィルム“Magic Trip”が気になるところ(まだ観ていない)。

    訃報
    オーズリー・スタンレー(LSD製造者)3月13日
    ホセ・アグエイアス(著述家・芸術家)3月23日
    ロバート・ベノーサ(画家)8月9日
    スティーブ・ジョブズ(実業家)10月5日

    ご冥福をお祈りします。

    個人的なニュースですが、2月に東京・下北沢の気流舎でアヤワスカトークイベント「Vine of the Souls」の企画と司会をした。明治大学の蛭川立先生と旅人・ライター高崎咲耶子さん、精神世界雑誌の元編集者さんに体験談をお話していただいた。あまり宣伝はせずにこっそり開催したが、小さな会場は満員御礼に。精霊も聞きに来てくれたかのような、和やかな集いだった。機会をくれた気流舎店主さん、出演を引き受けてくれたスピーカー、集まってくれたすべての方々に心から感謝です。

    2011年12月28日

    サイケデリクスに関する断片 (2) ティーチャープラント

    サイケデリックな植物は、英語ではティーチャープラントと呼ばれることがある。サイケデリクスはティーチャー、教師なのだ。優れた教師がそうであるように、ただ答えを差し出すのではなく、生徒が内に秘めている力を目覚めさせ、豊かさを受け取るためのヒントを与える。一歩を踏み出せずにいれば、そっと背中を押してくれる。

    教師が伝える数々の情報のなかから何を選択し、それをどう読み解き、どのように活かすかは本人の自由意思である。変化し成長しようという本人の意思が望む未来を創る。

    アヤワスカのシャーマンはアヤワスカのつるに精霊が宿っていると言うだろう。ネイティブアメリカンチャーチのメンバーはペヨーテを植物の形をした神の化身だと言う。しかし、植物や化学物質そのものの中に特別な力があるわけではないと私は思う。アヤワスカやペヨーテは神聖なものだという意味づけをする時はじめて、その意味を共有する人々の間で神聖なものとなる。仏像や十字架も意味づけがなければただの金属のかたまり。そして本気で信じることは真実として本当に見えるようになる。

    相性のよい優れた教師との出会いが、愛と豊かさを運んできますように。

    サイケデリクスに関する断片 (1) 人生の問題集

    ここ最近はサイケデリクスを積極的に求めることをしなくなった。積極的に求めなくても、もし機会が訪れたときには天の計らいに感謝して身をゆだねるだろう。1年に一度か二度、そんな機会が訪れたらいいなと思う。自分や世界が今どんな状態にあり、どこへ向かっているのかを確認するために。

    たとえやらなくなっても大好きであることには変わりない。私にとって、サイケデリック体験は大切な宝物。サイケデリクスに出会ってから、さまざまなことが腑に落ちて、前よりもよい人間になれたと思うから。

    私は独特なタイプらしい。なぜか物心ついたときから自分は人と違うと思っていたし、なぜ違うのかを解明するためにこれまでの人生を費やしてきたように思う。生きにくさを感じてあれこれ悩んだ。仕事や住む場所も転々とした。あるとき、不思議なきのこを食べて、そうだ、物語を創ろう、小説を書こう、と決意した。それが私の今生でやるべき仕事だと確信した。すると、これまで人生の汚点のように思っていた恥ずかしい事柄の数々は、その一晩で、魔法にかけられたかのようにすばらしい財産に変わった。

    生まれてくるときに、今回の人生で取り組みたい問題集をつくる。その問題集を解くために必要な経験を得るために適した肉体を選び、環境や出会いを設定するのだと聞いたことがある。私はそれを信じる。

    いつか自分のぶざまな人生についても書いてみたい。でもまだ早いな。

    サイケデリクスに関する断片 (3) 自我の形成

    現在発売中のスペクテイター 24号に、友人の高崎咲耶子ちゃんが『Camino de Ayahuasca アヤワスカの道』というタイトルで南米アヤワスカ旅行記を書いている。彼女はよいシャーマンを探し回り、たどり着いたペルーアマゾンのシピボ族の村で、1ヶ月間のアヤワスカダイエット(食事制限)コースに参加するのだが、心身の浄化が進み、コース終盤にさしかかったところで黒魔術騒動に巻き込まれ、精神のバランスを失いかける。まるで卒業テストを課されたかのように。(リアルな内面の旅のレポートで、とてもグッとくると思う。まだ読んでいない方はぜひ)

    もし悪意をもった人物の手にかかればいともかんたんに洗脳されてしまう状態で、彼女が直面した問題は、多くの日本人に共通の問題であると思う。

    ちょっと余談だが、内面の旅というのはだいたいパターンがある。住み慣れた土地を離れ旅に出る。途中で悪魔と戦ったり、死にかけたりして、最終的には知恵なり力なりを手にいれて、変容をとげて戻ってくる、というもの。桃太郎もそうだ。

    話を戻す。先日、オルタードディメンション研究会の麻生さんと村田さんにお会いする機会に恵まれた。レイブパーティーが盛り上がり、マジックマッシュルームや強力なリサーチケミカルを簡単に手に入れることができた2000年代前半は、日本におけるサイケデリクスの小さな革命が起きた時代だったと言える。しかしなぜ、小さなサイケデリクス革命はそれ以上のものにならずに廃れてしまったのか。

    多くの日本人は、体験の土台となる個人の自我の形成が不十分だからではないかと麻生さんは言う。トランスパーソナル心理学を日本に広めた吉福伸逸さんも同様のことを指摘しているとのこと。サイケデリック体験やトランスパーソナルがどうのこうのと言う以前の問題で、日本ではまず、自我を育てるところから始める必要がある、と。

    自我と言ってもピンとこないかもしれない。個人はグループのアイデンティティに埋没し、自分の意見をもつことよりもグループの調和を優先する日本の文化にどっぷり浸かって育った私たちは、所属するグループや、年齢・身分に基づいた役割が提供する考え方や行動の規範といった「型」を、あたかも自分自身であるかのように錯覚して社会生活を送っている。

    定年退職や子供の自立などで、所属する集団や役割を失うと、「自分とは何なのか」という巨大な雨雲のような問いに突然包まれて恐怖を感じるのはそのためだと思う。

    もしあなたが、学校で先生を困らせる質問をしすぎたり、ステレオタイプ化されることに反発を感じるタイプだったら、自然と自我の形成ができているかもしれない。

    2011年10月16日

    合法ハーブの常用は危険です

    合法ハーブを常用し死亡したという海外のニュースを今年の春頃からよくみかける。当時はまさかと思っていたけれど、やはり合法ハーブの成分である化学合成されたカンナビノイドに依存性や離脱症状があることは確かなようだ。

    とくに、アメリカで流通しているK2に含まれているらしいAM-2201(日本では今月規制)は、オリジナルスパイス製品のJWH-018と構造の似た物質だが、それよりも数倍強く、過剰に摂取しやすい。そして激しい不安感、嘔吐、意識喪失、けいれんなどが報告されている。

    毎日朝から晩まで吸いっぱなしの人は要注意。パッケージされた合法ハーブでは、実際どのくらいのカンナビノイドを吸っているのかわからない。なかには粉末を購入し自分でブレンドしている人もいるだろうけど。ヘヴィーな常用者になると、毎日100mgという量に達する。これは異常な量だ。耐性が形成されていない場合のAM-2201の1回の適量は1mg前後だから。

    海外の掲示板では、依存症に陥ったユーザーが助けを求めている。そこに書かれている日常はヘロインジャンキーと大差ない。好ましい効果はもう得られないとわかっているのに、吸わないとやっていけない気がする。常に頭に霧がかかったような状態でなにもやる気がせず、ベッドに横になっている。とくに顕著な共通の症状として食欲の減退がある。食べなければいけないと思って食べても喉を通らない。それから不眠、手の震えなど。

    もしそんな症状が出てきたことに気がついたら、もうやめたほうがいい。しかし、多量の長期常用をしている場合は、突然やめるのも危険。離脱症状による激しい発汗に震えと寒気、幻覚、妄想などを起こして数日入院した例もある。煙草や喫煙用ハーブ(ダミアナなど)と混ぜて吸い、徐々に減らしていくのがよさそうだ。(依存症からの脱却にはサイケデリクスも効果があるけど、むやみにおすすめはできないなぁ。)

    節度をもって使えば大丈夫だろうか? そうかもしれないし、そうでないかもしれない。合成カンナビノイドの人体における安全性に関する科学的な研究はほとんどないのだからわからない。わからないものを使うということは、十分に研究され、危険性がはっきりしているドラッグを使うよりも怖い。大丈夫だと言う人も、依存性と離脱症状があることは知っておいたほうがいい。知っているのに知らないふりしちゃダメ。

    400種以上のカンナビノイドを合成した化学者J.W.ハフマンは、「大麻でオーバードーズすることはないけれど、合法ハーブならありえる」とロサンゼルス・タイムズ紙の取材に答えて言っている。彼は大麻を吸ったこともあり、合成カンナビノイドの規制と大麻の合法化に賛成だ。

    合法ハーブを吸っていたら、大麻が効かなくなったという人も多い。合法ハーブ製品は、もし大麻が違法でなければ生まれなかっただろうし、支持もされなかっただろう。実際、大麻取締法違反で執行猶予中の人が好んで使っているという事実もある(合成カンナビノイドは大麻の検査には反応しない)。薬物を撲滅するための法律の存在が、もっと恐ろしい新たな薬物を増やしている。なんとも皮肉なことではありませんか。

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