カリフォルニアで医療大麻審査を受ける(2)
医療大麻法は寛大で実験的な法律
これから質問シートの内容をみてゆきますが、多岐にわたる項目に目をとおしてみると、おもしろいことがわかります。 (1)疾患、症状や服薬歴について (2)大麻、たばこ、アルコールなどの使用状況 (3)家族、生活環境について。質問はこの三つの分野からなっているのだが、なかには一見あまり関係のなさそうな質問もあるんですね(幼少のころの様子とか)。つまり、許可を出すかどうかは、健康状態だけでなく、育った環境、義務教育を終了しているか、犯罪歴、性格上の問題なども重視し、さらに面接での態度や風貌も考慮して、総合的な判断をしていると考えられます。
カリフォルニア州の場合、医療大麻は重病・難病患者だけに許可される特別なものではありません。半数以上の患者は、慢性的な痛みや心身症で許可を得ているという事実。しかし逆に、症状が重い、というだけでもダメな印象です。つまり、病名や症状の程度がどうであれ、「この人なら常識人だから大丈夫そうだな、マリファナを使っても問題はおこさないだろう」と、医師が判断すればよいのだ、と私は感じました。
また、マリファナの使用状況を聞かれるが、ここで、今まで医師の許可を得ずに自己判断で使用してきたとしても、それをとがめられたりはしません。多くのアメリカ人が違法にマリファナを使用しているか、過去に使用したことがあるというのが、周知の事実として前提になっているのでしょうね。
つまり、治療目的のみの合法化とはいっても、実質、完全な合法とほとんど変わらないのでは?という印象なんです。あやしげな人物と接触してコソコソしながら買ったり吸ったりしていたものを、安全に合法的に使うための保険のようなものというかんじ(ちなみに、診療所では、どこで医療大麻を購入できるかはおしえてくれないが、合法の医療大麻薬局で購入しなければいけないという規則もない)。この欠陥点(?)は、医師も法機関もよくわかっているはずなのだが、カリフォルニアの医療大麻法は、それでもまあいいかぁ、という、とてつもなく寛大で実験的な法律だと言えます。
実際この診療所の宣伝文句には、「毎月約10ドルで、ストレスフリーに、215法案が提供するフリーダムをエンジョイしよう」と、あるのだから、診療所も確信犯に違いない。
ではでは、質問事項です(これで全部じゃないよ)。
- 来院の理由。いつ、どのようにして症状が現れたのか、詳しく記載
- この症状のせいで、仕事や睡眠、気分などにどの程度の支障をきたしているかを10段階で評価
- かかりつけの医師名と通院した日付
- その医師と医療カナビスについて話したかどうか。話していない場合は、その理由
- その他の持病、手術の経験の有無
- 服用している薬(薬草や市販薬も含む)の薬品名、量など。
- 現在、または過去に試した治療方法。選択肢には、カイロプラクティック、ストレッチ、マッサージ、ヨガ、ビタミン剤、はり、瞑想、カウンセリング、などがある
続いて、カナビスの使用状況についての質問。
- カナビスを使用すると、どのように症状が緩和されるかを述べる。もし、カナビスを使用したことがない場合は、なぜカナビスが効果的だと思うのか?(選択肢もあり。痛みの緩和、吐き気減退、食欲増加、睡眠の改善、不安感やうつ症状の軽減、全体的な健康の改善、人付き合いがうまくいく、仕事能力があがる)
- 試したことのある経路:吸引(喫煙、ヴェポライジング)、経口(食品、チンキ剤)、局所投与(軟膏、オイル)
- 好みの投薬方法:パイプ、ボング、ジョイント、ヴェポライザー、ブラント/スプリフ、濃縮物(オイル、キーフ)、食品
- 日・週・月に使用している量(例・月に1/8オンス)と期間
- 1日に何回投薬しているか?時間帯ごとに回数を記入
さらに・・・
- タバコの使用歴と量
- 何歳から喫煙を始めたか?
- 禁煙の経験
- アルコールの使用量
- 飲みすぎて問題をおこしたことがあるか?
- アルコール依存症者の会(Alcoholics Anonymous)などに参加した経験の有無
- 逮捕・犯罪歴:逮捕されたことがあるか?ある場合、詳細
- その他のドラッグの使用:下記のドラッグを現在または過去に使用したことがあるか?いつ、どのくらいの期間?選択肢は、コカイン、覚せい剤、アヘン剤、ケタミン/GHB、エクスタシー、睡眠薬、LSD、マッシュルーム
それから、家族の健康状況。
- 近親に心臓病、高血圧、がん、糖尿病などを患っている人がいるか?
- 両親は生きているか?死亡している場合は死因
- 生活の状況:住まいは賃貸か分譲か。あるいはホームレスか?
- 誰と一緒に住んでいて、同居人はマリファナ使用を許可しているか?
- 独身か既婚か?子供の人数と年齢
- 性別の選択肢が5つもあります(笑)。性的嗜好は?
- 食生活について:下記のものを食べる?加工食品、ファストフード、ジャンクフード
- 下記のいずれかを経験、あるいは医師に診断されたことがあるか?いつ?
ADD、ADHD、学業不振、うつ病、反抗的態度、身体的虐待、精神的虐待、性的虐待、自殺未遂
最後に幼少の状況
- 誰に育てられたか?
- 両親以外に育てられた場合、それは誰で、なぜですか?
- 何年生まで終了したか?高校を卒業していない場合は、中退したからか?追い出されたから?働き始めたから?
- 幼少のころの様子を簡潔に述べよ。
- その他、伝えておきたい事柄があれば記述



Jason King
Ricardo Cortes
オルダス ハクスレー
ピーター・トムプキンズ, クリストファー・バード
リチャード・エヴァンズ・シュルテス
D.M. ターナー
ジム デコーン
武井 秀夫
蛭川 立
Wade Davis
Alex Grey
「毎月約10ドルで、ストレスフリーに、215法案が提供するフリーダムをエンジョイしよう」
この宣伝文句がいいですね^^
最近、変なハーブばっか吸ってて体調が・・・(T▽T;) うぅ・・
豆
お久しぶり~。こんな宣伝文句を書いているくらいだから、診療所も確信犯です。
変なハーブの安全性は不明だから、お気をつけて!言われなくてもわかっていると思うけど。。。